こんにちは。
ビジネスマナー研修講師の岡村安来子です。
人材育成の悩みは尽きないとよくお聞きします。それで今日はどうしたら人材育成がうまくいくのかについてお伝えしたいと思います。
目次
人材育成での問題点は何か?
会社の中でこんなことはないでしょうか?
・言ったことが伝わらない
・伝わってないからやっていない
・失敗した時に報告が遅い
・社員のやる気がない
これらの問題は人材育成をすることによってなくすことが可能です。社会人ならやれて当たり前ではなく、入社してからわかることだってたくさんあります。
まず言ったことが伝わらないのはコミュニケーションの問題です。社内でのコミュニケーションが今どんな状況かを把握する必要があります。
また、伝わってないからやっていないのもコミュニケーションの問題です。
失敗した時に報告が遅いのは怒られたくないから遅くなった、そのことでさらに対応が遅れることがあります。
そして、社員のやる気がないこと。この会社に入りたいと言って入ってきたのにやる気がなくなってしまったのは何故なのか。相手の立場に立って考える必要があります。
色々と例に出しましたが、これらは全てある事をすれば解決するのです。
人材育成の解決方法は?
どうしたら社員が育つのか。それは最初に信頼することです。
最初から信頼するなんて無理だと一瞬でも思われたならば、これは必ず解決しなければならない事です。
仕事ができるようにならないと認めないのは相手を信頼をしていません。もちろん仕事ができるようになることは重要には変わりありません。
何かをしないと人は信頼されないのでしょうか?この会社に入りたい!と入社してきた人財に対して入社してからは何かできないと信頼できないのでしょうか。
その理由は今まで自分がそうされてきたからというのも理由の一つかもしれません。それが会社の方針だからという先入観があるかもしれません。
信頼とは信じて頼りにすること。頼りになると信じること。また、その気持ち。
会社の中で信頼が先になければ、新しく入った人に対して先輩社員が信頼を持つことは難しいのです。人材育成の問題は新入社員だけのものではなく会社全体の問題と言える事なのです。
人材育成が会社全体の問題だなんて大げさに聞こえるかもしれません。売り上げの方が大事だと言われるかもしれません。しかしその売り上げも社内のコミュニケーションが大きく関わっている事なのです。
人材育成はシンプル
まず大前提として人は忘れる生き物です。
勉強しても1時間経てば半分は忘れます。
言われたことを忘れないようにする努力はもちろん必要です。その上で上司・部下の上下関係でなく対等な人と人との関係から信頼がいるのです。
新入社員だからできない?!それは思い込みです。新入社員であってもそれまで生きてきた時間や経験はあるのです。
まずは信じてみることです。信じられないならどうしたら信じられるのかが自分自身の課題になります。
人材育成の解決策 その1
伝わっていないことで社員を責めてもいいことはありません。叱られてやる気の出るタイプの人はいますが、叱られてやれなくなってしまう人もいます。
では何で解決していくのか?それは伝えた内容を相手に確認することです。伝える側が一方的に言ったことは伝えたことにはなりません。言った=伝わったではないことをまず意識してください。
自分が伝えたことを相手にもう一度言ってもらって同じなら伝わっています。違ったら違った部分を伝え直し、再度確認することでちゃんと伝わります。
時間がかかるように思えますが、その場でミスが見つかることで時間がたってからのミスが防げます。
ミスをして欲しくて仕事をさせてる上司はいません。上司がきちんと正確に伝えようとする姿勢は部下にも伝わります。何度も切り返すうちに社員は成長していきます。
人材育成の解決策 その2
社員が育つのはどんなときでしょうか。それは何かをした時ではないでしょうか。
その時には最初は失敗もあります。その失敗だけ見て責めることはやめてもらいたいと思います。ものすごい金額の損失を出してしまったり、取引先で失礼なことをしたくてしたのではなくともしてしまった場合に感情的にその人個人の人格を否定するような叱責は控えていただきたいです。
起きてしまったことは過去のことです。起きてしまったことは戻せません。今から未来に向けて挽回するしか道はありません。責任をとってやめるなんていうのは責任にはなりません。
社員育ては子育てと同じとも言われます。社員はすでに大人ですので実際の子育てよりはるかにやりやすいです。いきなり泣きわめいたりしませんよね。
いきなり赤ちゃんから大人にはなれません。社員を育てることで自分自身の成長にも繋がります。
人材育成の問題の解決策で大事な事
せっかく入社したならば、社会人として成長していってもらいたいと会社は思っています。入社試験に受かったからといっていきなり完璧な社会人はいません。
会社の概要、方針など少しずつ理解していきます。
人材育成の問題で大事なことは、相手を信じて必ず成長してくれると思って接することです。口に出すこともいいですし、目は口ほどに物をいうと言います。どんな目で社員を見ているか、その視線でやる気が出るのか出ないのか。やる気が出ないなら、信頼関係はできていないのかもしれません。
信頼関係がなかったことにショックを受けるかもしれませんが大丈夫です。「ない」ことに気付いたらなら「ある」ように変わっていけばいいのです。
解決策で人材育成のメリット
問題点を解決することによってメリットはいくつもありますが特に大きな2点をお伝えします。
1、時間のロスが減る
2、お互いのコミュニケーションが取れる
まずは1、時間のロスが減るからお伝えします。
何回も言わなくて良くなったり、わからなかった時に相手からすぐにわからなかったことを聞けることによって今まで何回も伝えることに使っていた時間は無くなります。時間のロスがないことはお互いのストレス軽減にもなります。
そして2、お互いのコミュニケーションが取れるというのは会話が増えることによって接することが増えます。社内のコミュニケーションが上がると売り上げが上がると言われています。
他にもこんな解決方法
伝える時に伝わらないのは相手でなく、伝える側に問題があります。
伝えるタイミングは良かったか?相手が聞ける状態だったかを最初に確認することでまず相手が聞ける体制か知ることができます。
次に相手がわかる言葉で話しているかどうか。相手のわからない言葉があると相手はそこに意識が行ってしまい、わからない!と思ったところからあまり話が聞けないことがあります。ちゃんと相手のわかる言葉で伝えましょう。
伝える時には、要件、結論、数、その理由、根拠、結論という流れで相手に伝えるとわかりやすいです。その場でうまく言えないならば、メモに書いていくのもいいでしょう。
人材育成の問題点 まとめ
いかがでしたでしょうか?
人材育成の問題点は相手を信頼していないことで、信頼することによって改善していけることということがわかったと思います。
人は誰でも成長したいと思えば成長できます。会社がその人の成長の場となれば、人が育ち、会社も成長していくのではないでしょうか。
人材ではなく人財だとも言われます。どんな人と仕事をするかで人の人生は大きく変わります。この会社に入ってよかったと思えるのはお給料よりも人が感じるのは人です。人が成長し、この会社が好きだと思える環境は何よりも会社の財産になるのではないでしょうか。
人材育成にはメンタリングマナー
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